はい、前の会社の退職理由は自己都合になります。
そーいえば、ちょっと前にこんな事がありました。
職場でお昼ご飯を食べて歯磨きをする。
シャコシャコしながら「この休憩終わったら、次は何の業務に取り掛かろうかな」とか考えているのですが、ここでいつも他の職員さん達との歯磨きラッシュが起きる。
そう、歯磨きラッシュだ。
ラッシュに対して、流し台は一つしかない。
歯磨きをする職員は平均でいつも5人ほど。
なので、流し台を一人で占領して歯を磨くことは許されない。
サッと水で歯ブラシを濡らして口に入れたら、またサッとそこから離れる。
あとは、適当に立ちながらシャコシャコする。
(実にスタイリッシュですね)
一通り磨き終わって、うがいをする時だけ流し台を使うことが許されるのだ。
しかし、自分にはこの一連の流れがどうでしても出来なかった。
なぜなら、自分は歯を磨くときにどうしてもボタボタと歯磨き粉が口元から落ちてしまうからだ。
正しい歯の磨き方を教えます。
皆様は知っていますでしょうか?
正しい歯の磨き方というのを。
程度な力加減で、歯を磨く部分は根元を意識する。
上と下、表と裏でそれぞれ20回ほどこするのである。
時間的には15分~20分ほどがベストらしい。
何も考えず歯を磨くのではなく、どこを今磨いているのかを意識するだけで日々の歯磨き効果は大きな差が生まれてくる。
そして、ちゃんと歯が磨けていない。
いわゆる歯磨きができない人にも特徴がある。
ボロボロの歯ブラシを使い続ける。
歯磨き粉を無駄につけすぎる。
力いっぱい歯を磨く。
口元からボタボタと歯磨き粉が落ちる。
そう、自分は昔から歯を磨くのが下手くそなのだ。
本当にアレはきつかった。
自分は、家では流し台に突っ伏す形で歯を磨いている。
一度、家族から「お前おじいちゃんみたいだな」と言われたことがある。
たまにだが、むせて「ゴホッ!」とか言ってしまう。
(汚くてすみません)
職場でもこの磨き方をしたいと強く感じる。
しかし出来ないのだ。だって歯磨きラッシュのせいで5人くらいいるんだもの。
流し台は自分の物じゃない、みんなの物。
仕事のチームワークってこういうことだと思う。
今日は自分が磨き始めて、AさんBさんと順々に人が入ってきて歯ブラシをサッと濡らして口に入れて直ぐに流し台から離れてスタイリッシュにシャコシャコしはじめる。
自分はそれができず小さく「ゴホゴホ」と言いながら、歯磨きをする。
(磨きだして早速きつくなり始めた)
あ、やばい、もう流し台にいきたい……!
そう感じた時、一人の職員がスッと流し台に行ってうがいを始める。
おい!マジか!
やばい!きつい!口から垂れ始めてきた!
もう勘弁してくれ!限界だ!
お、俺にうがいをさせてくれ!
周りを見ると、その他の人たちも流し台へ行こうとしている。
ま、待て待て!ゴホッ!次は俺だから!ゴホッ!
ってか、俺が一番最初にいたんだから順番的に考えて俺じゃねーか!
頼む!俺を先に行かせてくれ!
その時、流し台を使っている職員がうがいを終えて「スッキリしたー」とボヤきながら離れた。
今だ!今しかない!
行こうとした時、突然後ろから声を掛けられた。
「すずさん、さっきの電話なんですけど、私折り返しでお願いしますって言いましたっけ?」
!?
ゲホッ!ガッフ!ゲホッ!
ゴホゴホゴホゴホーッッ!!
盛大に歯磨き粉を床に吐いてしまった……。
その場にいたみんなが「え?急にコイツどうした!?」という感じで見てくる。
晴れ渡る昼下がりの実に気持ちの良い時間帯で起きた出来事である。
声を掛けてきた事務の職員さんは「きゃー!え!?嘘?きゃー!」とか言っていた。
「なんで!?なんで!?なんで!?」とかも言ってた気がする。
なぜか自分は半泣きだった……。
この会社を辞めたい……初めてそう思った瞬間だった。
あと、歯磨きって難しいなと思った瞬間でもあった。
(こんなクソのような記事を)
最後まで読んでいただいてありがとうございました。